お知らせ

狂 犬 病 予 防 注 射

2004 4月末日

例年、4月から5月にかけて、各地で狂犬病予防集合注射が行われます。

 
 最近は鳥インフルエンザなど滅多にでないような伝染病が発生し、狂犬病もそのうち発生するのでは?
と心配されています。
事実、東南アジアやアメリカなどでは、狂犬病は一般的な人畜共通伝染病で、
人も例年何人かは亡くなっている。狂犬病は恐ろしい伝染病なのです。

 
日本で、何十年も発生していないのは、徹底した検疫と毎年の狂犬病予防注射を行っているからです。

 
 毎日、各所で行う予防注射は県獣医師会の支部単位で受け持たれ、
それぞれ獣医師会会員獣医師が数日出て注射を行っています。
すなわち、私は宇都宮市、河内町、上河内町、上三川町、南河内町の集合注射に約4日間でています。

 
宇都宮市内は どこどこ小学校、 なんとかセンター、なんとか公民館で決められた時間注射します。

 
皆さん結構、整然と並んで待たれています。連れて来られる犬種もさまざま
飼い主さんが しっかり抑えてくれる、あるいは おとなしい犬は いいのですが、その逆は大変です。
注射する私たちも咬まれては大変なので、緊張して瞬時に行っています。

 
 ここで面白いのは、毎年注射をしているのに 注射した後に 「 もう注射したの?! 早いな~ 」 
と言われることが多いこと

 
初めての方々が言うのはわかりますが、毎年こられているような飼い主も結構言います。
まあ、予想していたよりも スピーディに終わったので、そう言われるのでしょうが、

 
しょっちゅう言われるので 毎年注射スピードが更新されているのか?! と錯覚するほどです。
( 少なくとも、私は 毎年 注射スピードは変わりません と思う )

 
 宇都宮市外の町などは 町役場の車に乗って各所を転々と回ります。
農村部は こんな神社の前で とか こんな公民館で とか おもむきがあって 面白いです。

 
いろいろな方向から 犬を連れた人が 現れて 市内のように あまり並びません。
(ならぶほど 集中しないこともありますが)
軽トラックの荷台に乗せてくることも多いです。

 
お父さんが野良仕事の合間に来られることが多く、
犬を押さえる掛け声も「 てあーっ、 はーっ、このやろっっ 」 とかが多く、 カウボーイみたいです。
犬も雑種でワイルドな感じ が多いです。

 
 たとえば、南河内町の自治医大付近の新興住宅地は ゴールデンリトリバーなどの洋犬が多く、
奥様たちが 財布を持ち 整然と並んで注射しますが、 

 
ほんの少し離れた 農村部は 土ぼこりの中から ワイルドな犬をカウボーイが連れて現れてきて   
 風のように去っていく   おもむきがあって面白いです。

 
 また、ずーっと 屋内で仕事している私には、 桜や、春の花々の開花、木々のせせらぎ、
暖かい日の光を 体感できる時でもあります。
小さいころ いつも感じていた 忘れていた 風や 木々の音 においを 思い出します。

 

 
 また、小学校には 地元ということもあり だいたい 二宮像 があります。
よく観察すると みんな微妙にデザインが異なり 面白いです。
小学校の校長だった義父に言わせると 昔は どこにもあった とのことです。

 

 

 
 年をとると 花々や古い物に興味が出始めるとのことですが、 わたしもちょっとヤバイです。

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