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シンガポールへの旅 その2 【副院長 戸崎啓子】

2011年 1月  副院長 戸崎啓子

その1 にて ナイトサファリのことを 書きましたが、最初は シンガポール動物園に行きました。
ナイトサファリは 午後7時に開園なので、 日中は隣にある シンガポールズー に行きました。

 
これが、残念なことに スコールにみまわれ、バスで動物園に到着した時には これぞバケツをひっくり返したような雨!!  

しかし、旅の時間が限られている私たちには そんなことで ひるんでいる間はなく、
入口で 雨除けの ポンチョを購入して いざ 入園致しました。
現地のガイドいわく 毎日 スコールは降るので、天気予報はなく みな天気は気にしない とのことでした。

 
ちなみに ポンチョは周りの環境に馴染みかのようにか、 黄緑色で さらに 背中には可愛らしい猿の顔のイラスト
とともに orangutan(オランウータン) とプリントがしてありました。
着るのは 私たち人間なのだから、human(人間) とか ape(類人猿)とか 書いてあった方が 面白いのに・・・・
と思ったのは 私だけでしょうか?! ポンチョは 記念にしっかり日本まで 持ち帰りました。

 

さて、雨が小降りになり 森のような樹木が茂る 園内にポンチョを着て 歩き出しました。
雨のせいもあり、 入園者はさほどいなくて ゆっくり進んで行きました。

 
ふと、 見上げると 体長30センチほどの 黒い猿が 樹上で木の実を食べておりました。
ポトッ ポトッ と皮を 落としながら 食べる仕草は 明らかに 私たち来園者を 意識しており、
絶妙なタイミングで視線を投げかける様は、私たちを魅了するすべを 知り尽くしているようでした。
White faced Saki Monkey という猿でした。

 

それとは対照的に 全員があっち向いて 背中しか 見せてくれなかったのが、天狗猿でした。
ガラスで 仕切られていたのですが、 まったくこちらは無視していました。
見事な 無視と 長いしっぽが 印象的でした。

すべてのコーナーに柵や檻は なく、 日本の動物園のように 左右にウロウロしたり、 いらいらした感じは まったく見られませんでした。

 

 

 
歩きすすむと、 またまた 無関心な ヤツを発見!!
マレー熊、英語で ハニーベア。 鼻先が茶色で体は黒い 小型の熊です。
樹上で 寝ている様は まさに 休日のオヤジ そのもの・・・・。
今にも木から 真っ逆さまに落ちてしまいそうななのに・・・、爆睡中!!
だら~っと手足が伸びたまま寝ているのに、 絶妙なバランスで 乗っている。というか 枝に引っかかっている!!
緊張感 全くなし!! ほーんとに お気楽そうです。

 

 
マレーグマは 以前、東京科学博物館の哺乳類展に行ったときに、世界の熊のコーナーにて、北極熊や ヒグマなど すべての熊のはく製が 今にも飛びかかってきそうな 歯をむき出して 怒っている顔だった中で、
一匹だけ 小さい黒い熊が、 にんまりして 笑っているように こちらを向いている顔でした。
その様子に 院長は  「めっちゃ可愛い!!っ」  と感激して いました。
今思うと、いろんな動物のはく製は貴重では ありますが、 たくさん並んでいるのも 変な感じです。
シンガポール動物園に マレーグマがいることは 知りませんでしたので、 偶然出会えて 感激しました。
しかも、木に 引っかかっているなんてっ!!
特に院長は感激して 写真を撮りまくり でした!!!・・・・・・。

 
動物園に来て早々 サルの術ちゅうにはまり、 さらに マレーグマに心を奪われ、帰りの際、売店で 知人の子供のお土産としょうして サルと マレーグマの ぬいぐるみ をしっかり買い込んでいる人がおりました。
それは 言うまでもなく うちの院長!!
その時 購入した 下手するとただのツキノワグマに見える マレーグマのむいぐるみは 診察室のモニター下に置いてあります。
本人は 今でも てんぐ猿のぬいぐるみが大きくて買ってこなかったことを 後悔しています。

 

 

しばらくして、スコールが止むころには、オランウータンのエリアで 彼らと一緒に念願の記念写真を撮ることができました。 
 大きな 蛇を 息子が持たしてもらい その記念写真も 撮れました。

 

 

低い生垣や腰の高さ程の簡易な柵を隔てただけで、 いろんな動物を 見たり、匂いを嗅いだりできたことは、良い思い出となりました。

 

 

 
雨上がりの ホワイトタイガーエリアは 猫のおしっこの 強烈な香り でした。

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